ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)

【特別対談: 梅澤高明CIC Japan会長xジョーシス松本CEO(前編)】DXの裏に潜む指数関数的リスクと経営課題としてのITガバナンス

Season 1 Episode 29

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今回のゲストは、経営コンサルタントとして30年以上のキャリアを持つ、CIC Japan会長・A.T.カーニー日本法人前会長の梅澤高明さんを迎え、松本恭攝ジョーシス株式会社CEOが企業が抱えるITガバナンスの課題とジョーシスのソリューションと世界観について語ります。

前編では、SaaS導入時の形式的な審査だけでは防げないリスクの正体や、多くの企業で「手作業の限界」により放置されている退職者・外部委託先のアカウント(オーバーアカウント)問題など、今日から見直すべき現場のリアルな課題と、それを解決するプロダクトの役割について深掘りします。ITガバナンスをめぐるビジネスリーダーだちの議論に注目です。

<キーワード>

  • DXの裏側で進む「SaaSの指数関数的増加」と管理の形骸化
  • 「手作業の限界」が招く退職者・外部委託アカウントの放置
  • サイバー攻撃・内部不正の温床となる「オーバーアカウント」の危うさ
  • ジョーシスが実現する「入り口から出口まで」の自動化と統制
  • 「守り」から「攻め」のインフラへ。経営戦略としてのIT管理

今回は梅澤さんのVoicy「イノベーションの流儀」とのコラボ企画で、松本CEOが起業家としてのストーリーを語っています。

<ゲストプロフィール>

梅澤高明さん(うめざわ・たかあき)

東京大学法学部卒、MIT経営学修士。KEARNEYのコンサルタントとして日米で30年にわたり、戦略・イノベーション・マーケティング・組織および都市開発のテーマで企業を支援。2014〜2026年、A.T.カーニー日本法人会長。2019年からCIC Japan会長、国内最大級の都心型イノベーション拠点「CIC Tokyo」の立上げを主導。内閣府「知的財産戦略本部」本部員、観光庁「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくり検討委員会」座長。ほか、クールジャパン、税制などの政府委員会で委員を務める。一橋ICS(大学院国際企業戦略専攻)特任教授。『NEXTOKYO Project』を主宰し、東京の将来ビジョン・特区構想を産業界・政府に提言。著書に『NEXTOKYO 「ポスト2020」の東京が世界で最も輝く都市に変わるために』(共著、日経BP社)、『最強のシナリオプランニング』(東洋経済新報社)など。

松本恭攝さん(まつもと・やすかね)

2008年慶應義塾大学卒業後、A.T.カーニーに入社。2009年ラクスル株式会社を設立、代表取締役CEOに就任。ラクスルは2018年に東証マザーズ(現グロース市場)、19年に東証一部(現プライム市場)に上場。事業の多角化を推進し、15年に物流シェアリング事業「ハコベル」を、20年にTVCM事業「ノバセル」を、21年にITデバイス&SaaSの統合管理システム「ジョーシス」を立ち上げる。22年には自ら立ち上げたジョーシスの経営に専念するため事業をカーブアウト、ジョーシスCEOに就任。23年にラクスルのCEOを退任し、会長に就任。

■□ 収録後記 □■
梅澤さんの「リスクは指数関数的に増えている」という経営的な警鐘と、松本さんが語る「アカウント削除漏れ」という現場のリアリティが重なり、ITガバナンスがもはや現場だけの問題ではないことが浮き彫りになりました。

特に「業務委託が終わっても中のデータが見えてしまう」というエピソードは、多くの企業が抱える「手作業による管理の限界」を象徴しています。効率化と安全性をいかにテクノロジーで両立させるか。そのヒントが詰まった対談です。

(JCGR編集部)