ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)
ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)が「サイバー地経学」の視点から発信するポッドキャスト。サイバーセキュリティ、地政学、経済・マーケット、各国事情に精通した専門家をゲストに招いた対談や、JCGRによる独自研究の解説を配信しています。毎月、第2・第4金曜日の朝に配信。
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【特別対談: 梅澤高明CIC Japan会長xジョーシス松本CEO(前編)】DXの裏に潜む指数関数的リスクと経営課題としてのITガバナンス
今回のゲストは、経営コンサルタントとして30年以上のキャリアを持つ、CIC Japan会長・A.T.カーニー日本法人前会長の梅澤高明さんを迎え、松本恭攝ジョーシス株式会社CEOが企業が抱えるITガバナンスの課題とジョーシスのソリューションと世界観について語ります。前編では、SaaS導入時の形式的な審査だけでは防げないリスクの正体や、多くの企業で「手作業の限界」により放置されている退職者・外部委託先のアカウント(オーバーアカウント)問題など、今日から見直すべき現場のリア...
API接続が変えるソフトウェアの未来。AIエージェントの行動を可視化し、企業の競争力を守り抜く【佐賀文宣 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ日本社長(後半)】
前回(前半)は、AIが単なるツールから自律的な「デジタル社員(AIエージェント)」へと進化するパラダイムシフトについて伺いました。前半はこちら ⇒ Apple Podcasts |
「AI疲れ」は本格普及のサイン、「AIエージェント」と共生する未来の組織像【佐賀文宣 チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ日本社長(前編)】
毎週のように新しいツールやモデルが発表される現在のAIシーン。何を使えば正解なのか、ツールが多すぎて追いつけない。そんな「AI疲れ(AI Fatigue)」を感じている方も多いのではないでしょうか。今回のゲストは、チェック・ポイント・ソフトウェア・テクノロジーズ日本法人社長の佐賀文宣さん。佐賀さんは、現在の混乱を「AIの限界」ではなく、AIが単なるツールから「企業の競争力を左右するインフラ」へと変貌する、本格的な普及期の入り口であると指摘します。前編では、...
セキュリティは「信頼資本」への投資。安全神話を超え、DXを夢の実現(Dream eXpression)へ【前広島県情報戦略担当部長/NECエグゼクティブストラテジスト 桑原義幸さん(後編)】
前回(前半)は、民間と行政の境界を「溶かす」文脈の重要性や、孤立する「一人情シス」を救うための日本初の情報職採用モデルについて伺いました。▼前編はこちら「官民の壁を「溶かす」文脈の力と、一人情シスを救う「広島モデル」の衝撃」
官民の壁を「溶かす」文脈の力と、一人情シスを救う「広島モデル」の衝撃【前広島県情報戦略担当部長/NECエグゼクティブストラテジスト 桑原義幸さん(前編)】
今回のゲストは、民間と行政の境界線を「Beyond Borders」の精神で歩み続けてきた桑原義幸さんです。桑原さんは、外資系IT企業やコンサルティングファームを経て金融庁など中央省庁や福岡市の情報部門責任者を歴任し、広島県で13年にわたり初代情報戦略担当部長として地方自治体のDXを牽引してきたという、官民をまたいで希有な経歴をお持ちです。技術論だけでは決して突破できない「官民の壁」をいかにして「溶かして」きたのか。そして、地方自治体や中小企業が抱える「一人情シスの孤独...
「数万通りの侵入経路」にどう立ち向かうか。バックアップの盲点と、問われる経営の技術リテラシー(ホワイトハッカー西尾 素己さん【後半】)
有名ホワイトハッカー西尾素己さんを迎えた前回(前半)は、ランサムウェア攻撃が「RaaS」としてビジネス化している実態や、検知を逃れる巧妙な潜伏技術、そして現代の最大の火種である「インフォスティーラー」の脅威について深掘りしました。 ▼前編はこちら有名ホワイトハッカーが語るアサヒHDサイバー攻撃の裏側:境界型防御の終焉と「潜伏」の技術(ホワイトハッカー 西尾素己さん【前半】)
有名ホワイトハッカーが語るアサヒHDサイバー攻撃の裏側:境界型防御の終焉と「潜伏」の技術(ホワイトハッカー 西尾素己さん【前半】)
近年、日本を代表する大企業が相次いで大規模なサイバー攻撃の標的となっています。技術の進歩とともに攻撃の手法は高度化し、もはや従来の「ウイルス対策ソフトを入れていれば安心」という時代は完全に過去のものとなりました。では、現代の攻撃者はどのような「道具」を使い、どのようにして企業の防壁をすり抜けてくるのでしょうか。リニューアル第2回のゲストは、ホワイトハッカー(善意のハッカー、ホワイトハット)として国内外で活躍され、海外の捜査機関とも連携してサイバー犯罪の抑止に取り組んでい...
経営者が学ぶべき「有事の振る舞い」と、セキュリティの「かかりつけ医」(NTTセキュリティ・ジャパン 斉藤宗一郎さん【後半】)
前回(前半)は、セキュリティが技術的な問題から経営課題へと「潮目」が変わった背景と、人の弱さを前提に組織を守る「性弱説」という新たなアプローチについて深掘りしました 。 ▼前編はこちら 「性弱説」で守る組織と人。経営課題となったサイバーセキュリティの現在地(NTTセキュリティ・ジャパン斉藤宗一郎さん【前編】)
「性弱説」で守る組織と人。経営課題となったサイバーセキュリティの現在地(NTTセキュリティ・ジャパン斉藤宗一郎さん【前編】)
サイバー攻撃の手法が高度化・巧妙化する中、企業のセキュリティ対策は大きな転換点を迎えています。もはやIT部門だけで完結する技術的な課題ではなく、経営層がリーダーシップを発揮すべき「経営課題」としての認識が不可欠です。しかし、具体的にどのように経営層を巻き込み、組織全体の意識を変えていけばよいのでしょうか。今回より、ジャーナリストの川端由美が新パーソナリティを担当。リニューアル第1回のゲストに、元資生堂グループCISOで、現在はNTTセキュリティ・ジャパン株式会社にてC...
進化する自動車の「見えない安全・安心」:ソフトウェア・デファインド・ビークル時代のセキュリティとビジネス変革【ゲスト:川端由美 自動車ジャーナリスト】
自動車が単なる移動手段から「走るスマートフォン」へと進化する中、サイバーセキュリティは私たちの安全にどう関わってくるのでしょうか。インターネット接続が常識となるSDV(Software Defined Vehicle)の時代において、自動車産業はかつてない構造変革の只中にあります。今回は、自動車ジャーナリストであり、欧州で戦略コンサルタントとしても活躍された川端由美さんをゲスト(実はホストの実姉!)にお招きし、自動車とセキュリティの現在地を深掘り。中国市場が先行するユー...
【後編】AI対AIの攻防時代へ:独自LLMに潜む脅威と日本企業の課題(ゲスト: 入谷光浩アイ・ティ・アール シニアアナリスト)
9月26日に公開した前半では、「シャドーAI」に潜む情報漏洩リスクなどを中心に議論しました。後半はさらに一歩踏み込み、企業が競争力強化のために構築する「独自LLM(大規模言語モデル)」に潜む新たな脅威と、AIがAIと戦うサイバーセキュリティの未来を展望します。自社の独自情報を安全に活用し、他社との差別化を図る切り札として期待される独自LL...
【前編】転換迫られるIT資産管理:生成AI時代のセキュリティとシャドーIT対策(ゲスト: 入谷光浩アイ・ティ・アール シニアアナリスト)
生成AIの活用が企業の競争力を左右する時代、その裏側で「シャドーAI」という新たな脅威が静かに広がっています。利便性を求めて従業員が個人的に利用するAIサービスが、気づかぬうちに重大な情報漏洩の温床となるリスクを、企業はどのように管理すればよいのでしょうか。公式ツールを導入するだけでは、この問題は解決しないかもしれません。今回は、IT調査・コンサルティングの国内最大手、株式会社アイ・ティー・アールでシニアナリストを務める入谷光弘さんをゲストにお迎えし、
【後編】シャドーITから物理的侵入まで――企業を蝕むリアルな脅威の実態(ゲスト:稲村悠 日本カウンターインテリジェンス協会 代表理事)
インテリジェンスの基本原則を紐解いた前編に続き、後編では、現代の企業が直面するサイバー・物理空間の具体的な脅威へと、さらに深く踏み込みます。技術や情報の流出は、もはやサイバー攻撃や産業スパイといった典型的な手口だけで起こるものではありません。日常業務の裏側や、見過ごされがちな組織の脆弱性にこそ、真のリスクは潜んでいます。後編では、引き続き...
【前編】経済安全保障時代のインテリジェンス〜その本質とサイバー空間の挑戦(ゲスト:稲村悠 日本カウンターインテリジェンス協会 代表理事)
経済安全保障リスクが経営の根幹を揺るがす時代、企業は押し寄せる情報の波をいかに乗りこなし、羅針盤とすべき「知」を手にすることができるのでしょうか。「インテリジェンス」という言葉は頻繁に聞かれるようになりましたが、その本質的な意味や実践方法について、いまだ理解が進んでいません。ただ情報を集めるだけの活動で、激化する国際競争や地政学リスクの荒波を乗り越えることはできるのでしょうか。今回は、日本カウンターインテリジェンス協会代表理事の稲村悠さんをゲストにお招きし、「企業インテ...
地政学リスク×サイバーセキュリティ:世銀MIGA担当者が語る新興国ファイナンスの最前線
新興国ファイナンスと地政学リスクの最前線に、サイバーセキュリティはどのような影響を与えているのでしょうか。インフラ投資や資源開発といった巨大プロジェクトは、従来からクーデターや紛争、契約不履行などの「政治リスク」と隣り合わせでした。しかし、デジタル化が加速する現代において、そのリスクの様相は大きく変化しています。今回は、世界銀行グループの多数国間投資保証機関(MIGA)で東アジア太平洋地域代表を務める林田修一さんをゲストにお招きし、新興国ファイナンスの現場で起きている...
【後編】ホワイトハッカー西尾素己氏が語る「なぜセキュリティ投資は無駄になるのか?SaaS選びとガバナンスの罠」
「ロシアはランサムウェア攻撃グループと密約を結び、中国は大学でサイバー攻撃を教え、アメリカは天才ハッカーを司法取引でリクルートする」—。これはSF映画の話ではありません。日本の「能動的サイバー防御」を議論する上で、避けては通れない世界の現実です。前回に引き続き、ホワイトハット(ホワイトハッカー)として著名な東京大学先端科学技術研究センター客員研究員の西尾素己さんをゲストにお招きしたセミナーの模様をお届けします。今回は、西尾氏とJCGR川端との対談パートです...
【前編】ホワイトハッカー西尾素己氏が語る「情シスは“最前線”。能動的サイバー防御とSaaS管理の重要性」
5月16日に成立した「能動的サイバー防御(ACD)」法。これは、政府がサイバー攻撃の兆候を事前に察知し、攻撃者を無力化することを可能にするという法律です。しかし、その実態と企業への影響は、まだ広く理解されていません。攻撃者を「ハッキングし返す」ことも辞さないこの法律は、会社のセキュリティ体制にも、これまでにない形で影響を及ぼす可能性があります。今回は、東京大学先端科学技術センター客員研究員で著名なサイバーセキュリティの専門家である西尾素己さんをゲストにお招きし、このAC...
情シス部門長経験者が語る、水インフラ防衛とデジタル化の最前線(ゲスト: 原田篤史 ウォーターデジタル代表)
私たちの生活に不可欠な「水」。蛇口をひねれば当たり前に出てくるその水が、今、サイバー攻撃という見えない脅威に晒されています。普段意識することの少ない水インフラの裏側では、施設の老朽化とデジタル化の遅れという深刻な課題が進行しており、私たちの安全を根底から揺るがしかねない状況です。今回は、水インフラとデジタル化の専門家であり、かつ、企業で情報システム部門長の経験もあるウォーターデジタル合同会社代表の原田篤史さんをゲストにお迎えしました。国内外の事例を基に、水インフラが直面...
中国テックのリアルを解き明かす:DeepSeekの衝撃、AI六虎の台頭、そしてサイバーセキュリティの今(ゲスト:ジャーナリスト 高口康太)
中国のテクノロジーは今、どうなっているのか? かつての「深圳ブーム」以降、米中対立やコロナ禍を経て、最前線の情報は日本に届きにくくなっています。しかし、その間にも中国の技術革新は止まることなく、新たなプレイヤーが次々と登場し、独自の進化を遂げています。今回は、中国を専門とするジャーナリストで千葉大学客員准教授の高口康太さんをゲストにお迎えし、情報のベールに包まれがちな中国のテクノロジーとネットの「今」を深掘り。社会現象を巻き起こした生成AI「DeepSeek」の実態から...
技術覇権のサイバー地経学:生成AI・半導体・サステナビリティ・量子の新潮流を日本IBM 平山毅氏と読む
生成AIの急速な台頭、そしてそれを支える半導体開発競争、サスティナビリティの課題、新しいコンピューティングとしての量子技術への期待、は今、国際的な技術覇権の行方を左右し、「サイバー地経学」という新たな視点をもたらしています。これらは、企業や国家が適応すべき複雑な外部環境そのものです。 今回は、これらの先端技術と国際動向に深い知見を持つ日本アイ・ビー・エム株式会社エコシステムテクニカルリーダーシップの平山毅さんをゲストにお迎えし、技術革新が地政学や...
ISMSとISOの新局面:脱炭素と地政学がもたらす変化と対応策を専門家が語る(ゲスト:笹原英司クラウドセキュリティアライアンスジャパン代表理事)
ISOやISMS(ISO27001)は今、クラウド技術の進化、カーボンニュートラルへの要請、そして地政学リスクといった現代の複雑な外部環境に、企業が適応していくための重要な指針となっています。 今回は、クラウドセキュリティアライアンスジャパン代表理事でISOの動向に精通した笹原英二さんをゲストにお迎えし、これらのテーマが企業経営に与えるインパクトと、私たちがビジネスで対応すべきポイントを深掘りします。■□ハイライト □■ISO...
手段か?目的か? 富士通シニアエバンジェリスト松本氏と解き明かすAI・DX・セキュリティの本質
ジョーシスサイバー地経学研究所(JCGR)がお届けするポッドキャスト。今回は、富士通株式会社のシニアエバンジェリストで、DXやAIなどの講演多数、サイバーセキュリティに関する著作もある松本 国一さんをゲストにお迎えし、デジタル時代の企業経営に不可欠な「AI・DX・セキュリティ」の本質に迫ります。DX推進担当者、情報システム部門、経営層、そしてデジタル時代のビジネスに関わるすべての方へ。「目的」を見失わず、攻めと守りのバランスを取りながらデジタル経営を実現するためのヒント...
6兆円のデジタル赤字は4円安のインパクト。為替のプロが語る、信頼を得るセキュリティ体制とは?(戸田裕大トレジャリー・パートナーズCEO)
第7回は、トレジャリー・パートナーズCEOの戸田裕大さんをゲストにお迎えしました。戸田さんはメガバンクにて10年間にわたり外国為替ディーラー・アナリストとして活躍された後、独立された為替・金融市場の専門家です。現在は金融機関や事業法人に対し、為替レポートの提供やリスク管理のコンサルティングを手掛けるなど、国内外の市場動向と企業財務の双方に精通されています。今回は、年間6兆円規模に達する「デジタル赤字」が日本経済と為替相場に与える影響を分析。「約1.5兆...
企業ネットワークに潜む北朝鮮“国家ハッカー” - リモートワークの隙を突く(ゲスト:竹内舞子 元国連安保理北朝鮮制裁委員会専門家パネル委員/早稲田大学紛争交渉研究所招聘研究員)
第6回は、国際連合安全保障理事会にある北朝鮮制裁専門委員会の専門家パネル委員を経験した竹内舞子さんをゲストに迎え、北朝鮮がサイバー空間どのような活動をしているのか、その実態に迫ります。経済制裁の盲点となるハッキング、暗号資産の窃取、リモートワークによるIT業務の受託、ソーシャルエンジニアリングなど、これまで物理的な制裁では捉えきれなかった多様な活動が、どのように国際社会を揺るがしているのかを明らかにします。特に日本企業や自治体も標的となった北...
イギリス政府公認の日本人専門家が示す、経営を照らす戦略的投資としてのサプライチェーン防衛(足立照嘉アプリオ・テクノロジーズCEO/ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン客員研究員)
第5回はイギリス政府が公認するサイバーセキュリティ専門家の足立照嘉さん(英国アプリオ・テクノロジーズCEO/ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンLondon Centre for Nanotechnology客員研究員)をゲストにお迎えしました。足立さんは、イギリス政府から“エクセプショナル・タレント・ビザ”が発給されて移住し、サイバーセキュリティの企業を起業。同国のサイバーセキュリティー戦略立案にもアドバイザリーした経験があるなど、国内外で幅広い実績をお持ちです。日本語...